まだ直接お会いしたことがないSOY CMSのユーザからワラビが送られてきた。
ワラビはアク抜きが大変な食材ですが、アク抜きされた状態であったのが大変有り難い。
早速美味しく頂きました。
ワラビに関して、二点程話題に挙がったので、今回はその話を書いてみたい。
近所でワラビを含めた山菜採りは可能か?
この問に関して、近所の一番大きな山に行ってしまえば、いずれは見つかるだろうけれども、植物学の知識があるわけだし、近所にいるかどうかを予想してみる。
ワラビといえば、シダ植物に分類される草の新芽を採取する。
ワラビはコバノイシガクマ科に属するシダ植物で、Wikipediaによるとコバノイシガクマ科は比較的原始的な群として扱われているらしい。
シダ植物と聞いて連想するのが、
胞子で増殖するシダ植物は、恐竜が闊歩していた頃の太古の昔には主で大型であったが、いずれ登場した種子植物に追いやられ、
小型化して林床にい続けたか、森林の中心から外側に追いやられたというイメージがある。
このイメージと
ワラビの栽培という言葉からの連想から、株を大きくする必要があるため、ワラビは比較的明るい林縁にいるのでは?と予想する。
シダ植物は何らかの植物に覆われた日陰でなければならないというイメージがあるが、
以前、なぜそこにシダ植物がいるのだ?の記事で激しく撹乱された場所に先駆的にシダ植物が生えていたので、シダ植物全体で必ずしも日陰である必要がないということがわかった。
ワラビが属する科は比較的原始的な群として扱われているのならば、競合の少ない激しく撹乱された場所の方が有力となる。
ところで、上の写真のシダ植物は一体何なのだろう?
シダ植物は見分けがものすごく難しくて識別できない。
これらの内容を踏まえた上で、Wikipediaのワラビのページを読んでみたら、
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森林内に出ることは少なく、火事、植林地などの攪乱(かくらん)されて生じた日当たりの良い場所に出現する。山腹の畑地周辺などにもよく出て、大きな集団を作る。
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と記載されていた。
いくつかの候補地が頭に浮かんだ。
探しに行く前にシダ植物の知見を仕入れておこう。