特徴的な切れ込みの葉の草の名は何か?の記事で近所でよく見かける特徴的な形の葉の草の名前がアメリカフウロであることを調べた。
調べている最中に興味深い内容に遭遇したので、今回はその内容をメモとして記載しておく。
アメリカフウロ - 農業・食品産業技術総合研究機構に農業との関わりの記載があった。
その内容を抜粋してみると、
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沖縄県では、アメリカフウロがジャガイモ青枯病に対する抗菌成分(Ethyl 3,4,5-trihydroxybenzoate)を有することを利用し、アメリカフウロを土壌中に鋤込むことによって、薬剤処理に頼らずにジャガイモ青枯病の防除を行っている
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という内容が記載されていた。
Ethyl 3,4,5-trihydroxybenzoateはどういう化合物なのだろう?
検索をしてみたら、
Edgar181 - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる
没食子酸エチルにたどり着いた。
※没食子酸はもっしょくしさんやぼっしょくしさんと読む
産業で既に防腐剤として利用されているそうだ。
没食子酸エチルの前駆体である没食子酸はタンニンの原料となり、多くの植物に含まれているそうだ。
没食子酸エチルは没食子酸とエタノールから合成でき、ワイン中に含まれているそうだ。
であれば、没食子酸が豊富に含まれている茶の葉等とエタノールが自然に発生するような炭水化物を混ぜて熟成させたボカシ肥料にも含まれている可能性がありそうだ。