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有馬温泉の湯には何が溶けているか?の続きを書く前に

何故温泉の事を知りたいか?という事を改めて書いておきたい。


温泉に入浴する前に成分が記載された表を見る機会が多い。

その表には様々なイオンの量と説明が記載されている。


説明に記載されている各種イオンは、

あるものは植物にとって有益で、

あるものは植物にとって有害であって、


温泉が自噴している場合、

泉源の川下にある土地で生育している植物に何らかの影響を与える。


つまるところ、


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20万分の1日本シームレス地質図


飛騨小坂の炭酸冷泉で見たように

地質図で照らし合わせて温泉というのも栽培にとって何らかのヒントにならないか?

を温泉から探っている。


温泉の有無が関係しているかわからないが、

飛騨小坂の川下に高品質なコメが収穫されている米どころがある。


というわけで、

温泉に成分が溶ける。

更に言うと温泉の熱源とは何だろう?

※熱水で地下鉱物を溶かすため

という事を追求していくことにする。




旧来、温泉は火山性と非火山性の二パターンが考えられていたらしい。

以後の話は中央構造線博物館にあった冊子を元に話を進めます。

素人なので拙い説明になりますが、そこはご愛嬌で

日本列島がまだ大陸内にあった頃に形成された中央構造線


火山性とは


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雨が山に降って、火山の地下に残っているマグマに雨水が触れて温められ、

山のどこかしらに出来た断層から熱水が湧き出るものを指す。

※人工的に掘るものもある


一方、非火山性は


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雨水が地下深くの地熱に触れて、熱せされたものが断層から湧き出るものを指す。

地熱は地下の深度が100m毎に3℃上昇すると言われている。

※非火山性でももちろん人工的に掘るものはある


地下深くにある深成岩に含まれる放射性の鉱物が放射性崩壊を起すことで熱せられるものもある。

効能に放射能云々が記載されている温泉があるのも上記の理由かららしい。

岩石が教えてくれる


この2つの温泉のパターンで、

温泉の効能に様々なイオンが溶けていることはわかった。

※非火山性は今回の話だけではなく、今回のものは深層地下水型と呼ばれている


しかし、

鹿塩や有馬のような


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高塩濃度の温泉は、上記の2つのパターンでは説明することが出来ず、

有馬温泉は長い間、要因不明の温泉として扱われていた。


そんな中、突如現れたプレートテクトニクスの理論!

日本列島誕生。フォッサマグナ


元々、火山や地下にある深成岩の時点でダイナミックな話だったけれども、

更にプレートの動きも入ってきて、温泉は更にダイナミックな話となる。


-続く-