ちょっと前に軽石を扱う前にリン酸吸収係数を意識しよう等の記事で軽石に触れていたのだけれども、試したいことがあって日向土を購入してみた。


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日向土は九州の宮崎県で採取される軽石を指し、他の軽石と比較して、水に沈むそうだ。

本当に水に沈むか?試してみた。


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これが日向土で、指で潰してみたが、砕けなかった。


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一方、比較用に用意した鹿沼土は指で潰すと簡単に粉砕する。




試験管を用意して、これらの軽石を入れてみた。


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左が日向土で、右が鹿沼土。

どちらも水に浮いたが、左側の日向土は


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一部すぐに沈んだ。

日向土は鹿沼土と比較して重いようだ。


この重さの要因は主の造岩鉱物の火山ガラスが比較的少なくて、その代わりに鉄を含む輝石、角閃石の量が多いのだろう。

火山ガラスとは何か?

造岩鉱物の輝石を見る

造岩鉱物の角閃石を見る


日向土は一部水に沈む事があるというのは重要な知見の一つになることは間違いない。