前回のケイ酸苦土肥料から稲作を模索するの記事でケイ酸のことを調べている時に、前に土壌微生物とケイ素という記事を投稿したことを思い出した。

植物の根と共生していたストレプトマイセス属の細菌から分泌されるシデロフォアが鉄ではなく、ケイ素と錯体を形成していたというもので、過去記事で紹介した論文中でケイ素と生物の関わりは予想以上に深いかもしれないと期待しているという旨が記載されていた。


ここで次に気になるのは、機能は異なるかもしれないが、ストレプトマイセス属の細菌とイネが共生している報告があるか?

ということで早速検索してみると、

菅野学著 大気中の水素が植物と微生物の共生関係に関与する可能性 - 日本微生物生態学会誌 2017 年 32 巻 1 号 p. 7-9

という研究報告に辿り着いた。


上記の報告で紹介している細菌は、土壌や海洋で発生して大気に移行した水素を取り込み酸化(水にする?)する機能を有するらしい。

この細菌はイネの根と共生?する内生菌らしく、水素酸化能によってイネの生育に影響を与えるらしいが、この細菌がなぜ水素を酸化させるか?はこの報告時点ではわかっていない。

水素を酸化すると多量をエネルギーを確保できるので、この細菌も水素のエネルギーを利用しているのではないか?という説が支持されている。


今回の話が今までの話と繋がるか?は現時点では不明なので、頭の片隅に入れておこう。