トマトに限らず、水耕栽培で重要になるのが、養液のpHだったりする。

養液には様々なものが含まれていて、pHによって各々の成分が反応して、吸収できない成分があったりする。


養液のECが適切だったのに、徐々に栽培が不調になってきた時にpHを測定してみたら、pH8を超えていて、微量要素の鉄あたりが吸収できずに光合成がへたっていたということもあるそうだ。

※pHが低くなりすぎて、根が酸性の障害になっていることもある

施設栽培で軽微な鉄欠乏の症状を見逃すな


そこで登場するのがアップ剤とダウン剤で、その名の通り、pHを上昇(酸性から中性へ)とpHを下降(アルカリ性から中性へ)することを目的としている。


このアップ剤とダウン剤だけれども、検索をしてみると成分が非公開になっていることが多い。

pHに大きな影響を与える薬剤はどちらも劇薬で研究室であれば鍵付きの棚で保管するものが多いので、非公開になっているのは何かと怖い。


pHのアップ剤とダウン剤で成分が明記されているものを探してみたら、pH Up (Liquid) – General HydroponicspH Down (Liquid) – General Hydroponicsで成分の記載があった。

アップ剤では水酸化カリウム(KOH)と炭酸カリウム(K2CO3)でどちらも希釈すれば作物にとって有用だけれども、濃度が濃ければ特に前者の方がなかなか強烈なものを扱っている。

水酸化カリウム - Wikipedia

炭酸カリウム - Wikipedia


ダウン剤はリン酸(H3PO4)で、取り扱いは水酸化カリウム程ではないけれども、高濃度であれば取り扱い注意のものを扱っている。

リン酸 - Wikipedia


実はこの内容の詳細は相当前に投稿していたけれども、トマト栽培で再注目したかったので改めて整理した。

水耕栽培時のpH調整は溶けやすい塩(えん)で


これらの内容をみて思ったけれども、



水耕の施設栽培で農業特有の感と経験の栽培をしていたら、何かと怖そうだ。


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