1日1個のリンゴは医者を遠ざけるということわざがある。

毎日リンゴを食べていたら、病気になりにくくなって、病院に行く回数が減るというという解釈で良いだろう。

1日1個のリンゴは医者を遠ざける - Wikipedia


この話を初めて聞いた時、

合わせて下記のような話も聞いた。


リンゴにはオリゴ糖が豊富に含まれている。

人体ではオリゴ糖を分解・消化することが出来ず、腸まで届く。

腸内のビフィズス菌はオリゴ糖を分解出来て腸内細菌叢で優位になる。

腸内細菌叢とビフィズス菌


だから病気になりにくいだろうって。


オリゴ糖について触れておくと、

Wikipediaには下記のように記載されている。

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オリゴ糖は、単糖がグリコシド結合によって数個結合した糖類のオリゴマーで、分子量としては300 - 3000程度である

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オリゴ糖 - Wikipedia


植物の繊維であるセルロースも糖がグリコシド結合によって長くなったものだから、

雑な言い方をすればセルロースの断片もオリゴ糖という言えるね。

糖の万能性


という話はここまでにしておいて、

前回の腸内細菌叢とビフィズス菌の記事の続きを始める。





乳酸菌のとっかかりとして読み始めた

共立出版の現代乳酸菌科学―未病・予防医学への挑戦―で印象深い内容があった。


乳酸菌が豊富に含まれる発酵食品を摂取すると、

腸内細菌叢でビフィズス菌の増殖が見られたという。


様々な実験の結果で、

大半の乳酸菌は体内の胃酸等の強酸性で死滅することになるが、

それでも腸内でビフィズス菌の増殖が見られたということは、

乳酸菌の死骸にビフィズス菌の増殖因子があるのだろう。


更に興味深い話として、

胃酸等に耐性があり、生きて腸まで届く乳酸菌の場合、

腸内に生きた状態で到達できない乳酸菌と比較して、比べ物にならない程ビフィズス菌の増殖が見られた。


乳酸菌の酸の耐性の実験において、

主に動物性の乳酸菌は酸の耐性がなく胃酸で死滅し、

植物性の乳酸菌は酸の耐性があり生存率が高かった

という報告がある。


植物性の乳酸菌由来の発酵食品と言えば、



すぐき、



キムチや



糠漬けあたりだろうか。



ヨーグルトの中でもブルガリアヨーグルトのブルガリア菌は植物の葉から発見された乳酸菌らしい。


腸内細菌叢でビフィズス菌を優位にさせる為には、

オリゴ糖と乳酸菌による発酵食品が重要な要素となるということまでわかった。


読み物

りんごペクチンオリゴ糖の整腸作用 - 日本食品科学工学会誌 55 巻 (2008) 10 号