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水草とは何だろう?


前回、水草について触れた。

水草とは進化の過程において陸上への進出に成功した植物たちが、再び水の中に入れる為の機能を獲得して水辺で生育できるようになった植物群と記載した。


水辺で生育とはどういうことだろう?と


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異端の植物「水草」を科学する|書籍案内|ベレ出版から抜粋してみる(59〜63ページ)と、

・抽水植物:水上に茎や葉が突き出しているもの

・浮葉植物:葉を水面に浮かべているもの

・沈水植物:葉や茎がすべて水中にあるもの

・浮遊植物:個体が固着せずに浮いている

の基本的に4形あると定義されている。


当ブログで時々話題に挙がる


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醒ヶ井の梅花藻


バイカモは葉や茎がすべて水中にあるので、沈水植物に当たる。


この定義をよくよく見てみると、


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畑作の間に稲作をかますということ


水田で生息しているイネが抽水植物に当たり、水草が人の生活において如何に近いところにいるかが良くわかる。

イネはROLバリアを獲得したことによって、水田という環境で生育出来るようになった。

植物の根への酸素の運搬とROLバリア


水草を知ることで、大きな何かを掴めると、イネが私に告げているような気がする。