続・アンモニア臭は酸化で消そうでアンモニアの酸化で消臭の話を記載した。
アンモニアの酸化というのは、
農業全体から見ればとても大事な話で、
施肥効率だけでなく、
硝化作用は牛糞や鶏糞といった家畜糞堆肥の目利きでも大事な話となってくる。
数年前、
神奈川県にある養鶏農家のコトブキ園と高品質な鶏糞堆肥を追ってたことがあり、
その時の経験をまとめてみたいと思う。
ホームセンターに行くと、様々な種類の家畜糞堆肥がある。
牛糞と鶏糞があるけど、どれを良いの?
いろんな農家が牛糞で土作りをしているから、
やっぱり牛糞堆肥を使った方が良いの?
鶏糞堆肥でも火力鶏糞、乾燥鶏糞、発酵鶏糞があるけど、
これらの違いって何?
これらの違いって詳細な説明ってなかなかないからよくわからないよね。
そんなことは置いといて、
これらの違いよりももっと深いところの話でも書いていこうと思う。
この写真に写っているものはどちらも鶏糞で、
左側がどちらかと言えば乾燥や火力鶏糞と呼ばれるものに近い鶏糞で、
右側の土っぽくなっているのが、上質な発酵鶏糞になる。
見た目はまったく違うけど、
発酵の有無の違いだけで、
それ以外は大差がない。
(左の白っぽいのが発酵処理無し、右の黒っぽいのが発酵処理有り)
この二つ、
発酵の違いの有無だけと記載したが、
肥効は全く異なっていて、
発酵処理を行った右側が常に優れているか?と言えばそうではなく、
成分構成から左側の方が活躍できる用途もたくさんある。
とりあえず、長くなるので、
発酵に関しては次回から見ていこうと思う。
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