目の疲れのサプリメントのルテインの記事で、ルテインがどんな食材に含まれているか?に触れた。

前回の内容を踏まえ、今回はルテインの役割について触れていく。


1255938


Wikipediaに記載されている内容を参考にすると、ゼアキサンチンと共に眼球内の水晶体や黄斑に多く存在しているそうだ。


3568c4348311c6f0b9cc68b46791e1ef_s


ゼアキサンチンといえば、トウモロコシの穀粒の黄色い色素を指す。

カロテノイドの生合成


水晶体といえば、レンズのような役割という表現をよく見聞きする器官で


22208610


こんな感じのイラストをよく見かける。

水晶体 - Wikipedia




黄斑は水晶体から得られた光を基にして形や色を認識する器官で、色彩に敏感な錐体細胞(すいたいさいぼう)の密度が高い。

色彩を認識する物質はフィトプシンと呼ばれる光感受性タンパクで、ルテインは目に入ってくる光のうち青色光を吸収する事で光によるストレスを軽減する。

青色光は酸化ストレス(活性酸素の発生)を誘導するので、眼球における酸化ストレスの軽減に繋がる。

フィトプシン - Wikipedia

ルテイン - Wikipedia


植物の葉でのカロテノイドの利用と似てるね。

遥か昔に植物が上陸にあたって獲得した過剰な受光対策


ルテイン周りを整理してみると、スマホ疲れの緩和としてルテインが有効であることがわかるけれども、視力回復といった役割は少なそうだ。