コスモス、秋桜と書いてコスモスで、明治の頃に日本に入ってきたから、こんな感じの雅な漢字が当てられたのだろう。
桜は花弁5枚で、コスモスは5枚よりも多いから、そもそも桜から程遠くね?って思うけど、命名した人はそういう形態のことは気にしなかったのだろうね。
この時期になると、水田でコスモスが育てられている風景をよく見る。
こんな感じで満開にしてしまったら、おそらく景観以外で狙っている効果は半減しているけどね…
この前、NHKでやってたけど、原産は南アメリカで痩せていて乾燥した土地だった。
乾燥した痩せた土で育つ、しかも、雨の多い日本でもそれなりに育つということで、これらの特徴を兼ね備えた植物は緑肥として利用されている。
でだ!
緑肥として利用するならば気になる点として、
・何科か?
・何の作物の後に適しているか?(タネまきはいつか?)
だと思う。
コスモスは秋桜と書くけれど、バラ科ではなくキク科。
キク科の緑肥といえば他に
ヒマワリがある。
キク科ということで、大変ありがたいのが、日本ではキク科の作物はあまり多くなくて、ヒマワリ、コスモスをかますとほぼ確実に連作障害を回避できる。
※レタス、シュンギクがキク科
ヒマワリはついつい溜まってしまう吸収が困難なリン酸に対して有効とのことらしいので、同じ科のコスモスでもある程度同じだと仮定して、ついつい多量に施肥してしまう作物の後に有効だとしておく。
実際、何かの作物の収穫後にコスモスの種まきになるわけで、コスモスの種まきの限界点を調べると、はやくて3月、最も遅くて7月となっている。
ということは、6月までに収穫が終わっている作物に対して有効だとすると、エンドウ、ソラマメ、ジャガイモ、タマネギ、ニンニク(時期的に難しいかも)あたりになるのかな?