出穂した籾の表面が黒ずむの記事で、籾の表面が黒くなっているものがあった事を記載した。

他の籾同様膨らんでいるので、冷害による受粉の障害であるか?判断が難しいところだけれども、低温による何らかの生理現象である可能性が高いので、冷害ということで話を進める。


一般論として冷害を回避する方法を探してみると、6. 稲作の冷害回避 - JA全農で堆肥を施用した田では冷害や異常気象下でもあまり減収しないということで、亜炭由来の腐植酸資材を用いる事が紹介されていた。


JA全農が田で土作りは大事だとしているのに、稲作に土作りは不要なのか?の記事で記載したように、稲作で土作りの発想がないことに違和感を感じる。

農協が蓄積した有益な知見すら、今の日本の農業では活用されていないのか…と不安を感じる。


日本の農業の諸々の問題は地域に密着した指導員の質の底上げからなのだろうなと。

何故日本では有機農業は広まらないのか?という質問があった




話は戻って、冷害対策の一手として、腐植酸を施用するのが有効であれば、



肥料としてのヤシャブシの葉は養分以上の肥効があるかもしれないで見たようにタンニン(更に重合すれば腐植酸になる)多めの葉を肥料にすれば良いし、



イネの栽培後のレンゲの栽培も、窒素固定による有機態窒素の増加ではなく、有機物を粘土鉱物と定着させて団粒化させるという発想に切り替えれば冷害の緩和に繋がる事になる。

レンゲの播種は稲作収穫後のすぐ後


土作りをすることによって、土壌中の微生物の活動が活発になり水温が上がる事を狙っているのだろうな。

気温が低くても、田の水が温かければ、葉温が急激に低下することはないだろう。


田の水の温度を高くする技術として、もうひとつ深水灌漑という田の水の水位を上げる事が紹介されていたが、今年の長雨のような場合では不安要因を増やす事になるので打てる手ではなくなる。


田に入水する前に滞留させて太陽光で温めるという手もあるが、これも長雨では使えない。


他にリン酸の話題もあったけれども、土壌中の糸状菌が植物に対して病原菌となるか共生菌となるか?は施肥次第の話題から、リン酸の利用は注意しておきたい。

基肥のリン酸が発根促進である理由を考えてみる