上の写真の田は観測していたレンゲ米栽培の田が無事に収穫を迎えたそうです等で何度も投稿しているレンゲ栽培で収量が増した田の最近の様子で、周辺の田と比較して相当順調に育っているように見える。


レンゲの花が咲いたの記事でも記載した通り、田植えの前のレンゲ栽培で土壌改良材を活用して、レンゲの有機物量を増やし、それを更に粘土鉱物で繋げて物理性を改善しているので、上の田では今年は中干しを行っていない。

猛暑日が多い中で中干しの意義を再検討する


連日の36℃近くの猛暑で中干しという暴挙を行っていないので、高温障害は緩和出来たはずで周辺の田(写真なし)と比較して、葉色が落ちることは回避でき、光合成のパフォーマンスは下がっていないはず。

高温ストレスと気孔の開閉についてを考える


そんな土作り有りのレンゲ米の田だけれども、先日ちょっとした発見があった。




自転車で話題に挙がっている田の横を走っていた時に、自転車の後ろに乗っていた息子が突然「止まって」と言ってきた。



田に近づいてみたらカマキリがいた。

最初のカマキリを見つけてから一分程で他のカマキリも見つかり、計4匹見つかった。


統計学の考えから、この田には相当のカマキリがいる。


同様に周辺の田で同じようにカマキリがいないか?息子に探してもらったところ倍の時間をかけても一匹も見つけることが出来ず。

カマキリはイネの栽培を困らせるカメムシの天敵と言われているので、カメムシを捕食しているのだろうか?


カメムシは周辺の田にもいるはずなのに、何故、レンゲで土作りをした田でこんなにもよく見られるのだろうか?

考えられることの一つに緑の香り(緑の香り)があるけれども、猛暑の中でも光合成のパフォーマンスを維持したことと何か関係あるのだろうか?

香り化合物の合成経路から見えてくること


要因は何であれ、これからのウンカの季節にカマキリがいて、カメムシによる被害のストレスが軽減されているのは有り難い。

今回話題に挙げた田を管理している方から田に入った時にクモやカエルがたくさんいたという報告があったので、このまま田から水を抜かずに殺虫剤を使わなければ、ウンカの被害は相当減らせるはず。

水稲害虫の天敵のこと

ウンカは水生生物の生態系にとって重要であるらしい


ウンカは殺虫剤に対して抵抗性を持っていることが多く、ウンカの天敵は殺虫剤の耐性を持っていないので、ウンカ向けの殺虫剤を利用すると、ウンカはそのままで、ウンカを捕食する天敵がいなくなり、ウンカの個体数が増えるのは当たり前のこと。

トビイロウンカは大陸から季節風にのってやってくる


水稲でのウンカの被害は人災だ。

ヒメトビウンカの越冬からウンカの防除を考える