定期的に立ち寄っているレンゲ米栽培の田で、ちょうどレンゲの鋤き込みを行っていたので、土を見つつ立ち話をした。
写真ではわかりにくいが、周辺の田と比較して、灰色の土が黒く色味がかかっていて、土の弾力が増していた。
比較用として、周辺で土作りを行っていなくて似たような時期に耕起をした場所の土を載せておく。
大体同じような尺で写真を撮るように心がけたが、前者の土の方が土の粒子が細かくなっている。
触ってみると、
土の塊はほぼなく、砂ではないフカフカした感触になっている。
稲作中に入水した水に混じった粘土と有機物が繋がりあわなければ、この状態にはならない。
今回の結果より、田が埋没炭素を貯蔵できるという読みは確信に変わった。
稲作中に品質を向上させつつ、土作りを行うことができる。
日本には多くの田があるが、炭素を埋没させて秀品率を高める取り組みをしているところはあまりないので、日本中の田が炭素の埋没をさせ、気候の安定化に貢献しつつ美味い米が増えれば良いなと期待している。
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