稲作のポテンシャルと飼料米の記事で、飼料米についてを見た。
日本の畜産の現在において主の飼料は海外のトウモロコシやコムギらしいが、トウモロコシから飼料米に転換したら何を意識すべきか?という視点で見てみた。
研究所が公開している資料によると、個人的に一番の大きな違いに見えたのは色素であるカロテノイドだった。
飼料米を主にした時に、カロテノイドを補完するとしたら、
カボチャやパプリカで、後者のパプリカを用いるとすれば、海外依存度合いが高いらしく、飼料米に代替する意義は低くなる。
カロテノイドが頭に浮かんだ時に、合わせて頭に浮かんだものがある。
それは、
International Rice Research Institute (IRRI) - https://www.flickr.com/photos/ricephotos/5516789000/in/set-72157626241604366, CC 表示 2.0, リンクによる
第二世代遺伝子組み換え作物に分類されるゴールデンライスだ。
ゴールデンライスとは、発展途上国向けにビタミンAことベータカロテン(カロテノイド)を合成して可食部(胚乳)に蓄積するように改変されたコメのことで、通常のコメであれば胚乳にはカロテノイドは蓄積されない。
カロテノイドにも様々な種類があるし、合成量がどれ程かも見ていないので判断するにはまだ早いが、ゴールデンライスは飼料としてのトウモロコシのメリットを補完しているように見える。
ゴールデンライスがどんな生物から得られたゲノムを用いているのか?
カロテノイドの合成量がどれ程なのか?
せっかくの機会なので、ゴールデンライスのことを調べてみようかな。
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