今回の内容は個人的なメモという位置付けで作成している。
米どころの福井県越前市の武生の水田を見た。
この地域は少し離れた水源からパイプラインで水を得ているそうだ。
パイプラインから水を得て、田より低い位置にある用水路に排水する為、一つの田を通過した水は他の田に流入することがないそうだ。
パイプラインを流れる水の水質がどのようになっているのか?は不明だが、他地域にあるような用水路を流れる水よりは養分になり得る成分が溶けていないだろうと予想出来る。
これは一見デメリットのように感じるが、生活排水も入ってこないので、上流からの養分と生活排水を天秤にかけた時にどうなるのだろう?と疑問はある。
土壌分析の結果を頂いたので確認してみると、2:1型粘土鉱物と腐植が少ない傾向が見られたので、パイプラインから得られた水で物理性の改善は難しいように感じる。
地質図で砂岩の箇所が多く見られ、実際に田を確認しても、白っぽい土が多く見られた。
秋落ちの要因になる鉄が自然に増加する事は期待できなさそうだ。
とりあえず、遠方の田の土質に関する知見が一つ増えた。
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