福岡県の糸島市にあるJF糸島志摩の四季という物産直売店で海鮮丼を頂いた。
こちらの海鮮丼には糸島近海で獲れた魚のみを使用するという強いこだわりがあり、
海鮮丼の定番のイクラとかは入っていない。
そんな中で目についたのが、
紅藻のフノリで、
机に置かれている糸島海鮮丼の美味しい食べ方に下記のように記載されていた。
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丼の中央にある赤い海藻は「ふのり」です。糸島近海の姫島で獲れた栄養満点、、今では大変希少となった海藻です。
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紅藻と栄養満点と記載されていたら、
栄養について調べたくなるのが人の性、
ということで検索してみた。
検索結果を紹介する前に、
紅藻について記載した記事のリンクを記載しておく。
フノリをWikipediaで調べると、
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岩礁海岸の潮間帯上部で、岩に付着器を張り付けて生息する
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と記載されていた。
潮間帯上部というと、
一日の内に陸上になったり海中になったりする個所の上部で、
太陽と海と海藻たちの記事で記載した
各藻類と生育している深さの関係から、
紅藻の中でも比較的浅いところで生育しているのだろうか?
と思うようなところにいるのだろう。
これを踏まえた上で、
検索で見つけた論文を紹介する。
紅藻フノリを利用した機能性飲料の開発 - 北海道立食品加工研究センター報告 No.6 2005
によると、
紅藻のフノリには酸性多糖類の一種であるフノランという多糖が含まれていて、
この多糖の機能性が注目されているそうだ。
フノランの構造が見つからないので文字だけで記載するが、
フノランは他の海藻でもいえる高血圧抑制やコレステロールの低減の他、
歯のプラーク形成阻害能や再石灰化促進作用が明らかにされているそうだ。
これらの特徴からフノリの成分はガムで利用されている。
フノランの抽出にはいくつかの問題があるらしいが、
上記の論文ではその問題を解決した際の手順も記載されている。