滋賀県の能登川にある水車
今でも回ってはいるが保存用。
かつては水力を利用して精米や製粉に利用していたらしく、
今でも展示として一式は残っていて利用可能とのこと。
水車を見ていて思ったんだけど、
木を組み合わせていて綺麗な円を形成しているでしょ。
稼働開始時点ではおそらく問題ないだろうけど、
可動が長くなるにつれて老朽化が進んでいく。
当然修理もしてきたわけなんだけど、
この水車の綺麗な円が修理によって歪なものになった場合、
それでも製粉のパフォーマンスは落ちないのだろうか?
なんてことを頭に浮かんだ時、
この水車一つとっても腕の良い大工がいただろうし、
緻密に計算できる算術者もいたはず。
計算が上手い人がいないと、
こんなにも大きな円をこんなにも綺麗に作れないだろう。
数学が社会を豊かにしたと感じざるを得ない造形でした。