腐植酸の形成をもっと細かく理解したい3の記事で、ポリフェノールとアミノ酸との反応のうち、イミダゾリル基を持つアミノ酸のヒスチジンについてを見てきた。
ヒスチジンで見るべき箇所は、3位のNにある非共有電子対が外側にあることが重要であるらしい。
天然で上記の条件を満たす有機化合物を考えてみると、
※ Rには様々な基が入り、基によってアミノ酸の性質が変わる。
アミノ基を持つアミノ酸がある。
アミノ基の電子式を見てみると、
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Nに非共有電子対がある。
であれば、プロリンを除くアミノ酸はポリフェノールと反応する可能性があることになる。
上記の内容を踏まえ、ポリフェノールと反応しやすいアミノ酸を考えてみると、
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4-アミノブチル基を持つアミノ酸のリシンと
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グアジニノ基を持つアミノ酸のアルギニンや
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アミド基を持つアミノ酸のグルタミン等がある。
今の知識レベルでは、どれが反応しやすくて、どれが反応しにくい(もしくはしない)のかの判断はつかない。