腐植酸の形成をもっと細かく理解したい3の記事で、ポリフェノールとアミノ酸との反応のうち、イミダゾリル基を持つアミノ酸のヒスチジンについてを見てきた。


Imidazole_chemical_structure

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ヒスチジンで見るべき箇所は、3位のNにある非共有電子対が外側にあることが重要であるらしい。


天然で上記の条件を満たす有機化合物を考えてみると、


aminosan

※ Rには様々な基が入り、基によってアミノ酸の性質が変わる。


アミノ基を持つアミノ酸がある。




アミノ基の電子式を見てみると、


Primary-amine-2D-general

Kes47 (?) - File:Primary-amine-2D-general.png, パブリック・ドメイン, リンクによる


Nに非共有電子対がある。

アミン - Wikipedia


であれば、プロリンを除くアミノ酸はポリフェノールと反応する可能性があることになる。

プロリン - Wikipedia




上記の内容を踏まえ、ポリフェノールと反応しやすいアミノ酸を考えてみると、


L-lysine-2D-skeletal

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4-アミノブチル基を持つアミノ酸のリシンと

リシン - Wikipedia


Arginina

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グアジニノ基を持つアミノ酸のアルギニンや

アルギニン - Wikipedia


L-Glutamin_-_L-Glutamine

NEUROtiker - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる


アミド基を持つアミノ酸のグルタミン等がある。

グルタミン - Wikipedia


今の知識レベルでは、どれが反応しやすくて、どれが反応しにくい(もしくはしない)のかの判断はつかない。