前回のクヌギの森で昆虫を学ぶの記事で、陽樹や陰樹を調べている時に肥料木(ひりょうぼく)という言葉を見かけた。
肥料木の意味をWikipediaから抜粋すると、
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肥料木(ひりょうぼく)とは、土壌の形成に貢献する先駆樹木のこと。窒素固定機能(根粒菌との共生による)に優れるほか、リターの蓄積による森林土壌の形成を促す樹木
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例としてニセアカシアやヤマモモ等の名前が挙がっていたが、ニセアカシアや土壌の形成後に残ってしまうこともあり、肥料木としての役割に疑問がありそうだ。
他に挙がっていたものとして、
ハギがあった。
おそらく外来種のハギではあるけれども、上の写真のようにハギは肥えていない土壌でも繁茂するので、肥料木にふさわしいのだろうな。
ところで、ここまで一種が繁茂しているところを見ると心配になるのが、ハギのアレロパシーで、実際のところはどうなのだろう?
読み物
アレロパシー;植物が放出する化学物質による他の生物との相互作用—とくに植物が放出する揮発性物質が他の生物に及ぼす作用— - 日生気誌40(1):49–54,2003