昨日の腐植が堆積して草が繁茂していた箇所。
この用水路では同様の箇所がいくつか見られ、
ある箇所では
枝が横たわっていた。
この枝だけど、
よくよく見るまでもなく、
キノコがびっしりと生えていた。
このキノコによってこの枝は朽ちていくのだろう。
落ち葉が適度な湿気を持つので、
落ち葉の上に落ちた枝には浸透圧当たりで絶えず水が供給されて、
キノコにとって生育しやすい環境になっているような気がする。
枝の主成分であるリグニンがキノコにより分解されて、
フェノール性化合物といった黒い液体が絶えず落ち葉に落ちているはずで、
フェノール性化合物は弱酸を示すから、
落ち葉の下にある様々な物質に影響を与えるのだろう。
この用水路では下はコンクリートだけど、
実際の森を想像してみたら、この下にはきっと石があるはずだ。
というわけで、
高アルカリ性の温泉から土を考えるへと続く