暖かい季節になり、道端には様々な草が生え始めた。


その中で、


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うっすらと火炎のような咲き方のスイバ(かその仲間)が目立つようになってきた。


草の名前のちょっとした慣習で、3文字で心地よい音に感じられる草の名前は人の生活にとって有用な可能性が高いという言われに従うとスイバは個人的には心地よい音に入る。


スイバと言えば茎を途中で切って、茎の汁を吸ってみると酸っぱくて美味しいという話を良く聞くけど、これが人の生活に有用であることと繋がるのだろうか?

と久しぶりに学生の頃に購入した事典を開いてみることにした。


地人書館の新訂図解植物観察事典の320ページ目によると葉や茎にシュウ酸等を含んでいて浸透圧が高く凍りにくい。

凍りにくいが故に冬でも多くの葉をつけ、早春に周辺の草に先立って花を咲かせる。

戦時中は重要な食料であった。


多食すると葉に含まれるシュウ酸が悪影響を与えるので注意。


重要な食料として扱われていたのであれば、人に生活にとって有用な草であることは間違いない。


そういえば、スイバの根は漢方として使われていたような


補足

スイバは酸性土壌の代表的な指標植物


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