対流圏で採取したエアロゾル粒子から隕石由来の物質を電子顕微鏡分析で検出し、それらが成層圏から流れてきていることを示しました - 気象庁気象研究所という研究報告を読んだ。
約8000m上空の対流圏の大気に含まれるエアロゾルを採取して分析してみたら、隕石由来の物質が含まれていたという内容だ。
しかもそのエアロゾルが成層圏で出来たもので、それが対流圏に流れてきているそうだ。
このエアロゾルは硫酸塩に鉄とマグネシウム等が均一に混ざっている粒子となっている。
この研究報告を読んだ時に鉄やマグネシウムを含んだ雨が降るということが頭に浮かんだ。
これらの成分が作物に良い影響を与えたら良いなと。
この内容を読み解くに当たって、用語を整理していくことにしよう。
エアロゾルと雲の形成に関しては以前、雷雨の翌日は植物らが活発になるの記事で触れた。
エアロゾルは地表の土壌の微小な粒子等が吹き上げれて、大気中で様々なものと組み合わさった混合体を指す。
天気の話に限定すると、
エアロゾルは雲のタネのようなもので、エアロゾルを含みながら雲が形成される。
エアロゾルと雲に関して、用語がいくつか残ったけれども、今回はここまでにしておく。