前回の4-20mA電流信号の記事で記事名にある通り、電流信号について触れた。
この手の自身の整理の為の記事を投稿すると必ずといって良い程生じる疑問がある。
そもそも電流とは一体何なのだ?
こういう表現を使って良いのか?はわからないが、抽象度の低い疑問が生じるというのは、見ている分野の理解が進んだ証拠だと捉えて、親身に向き合うことにする。
ネットで検索をしたら、今触れている分野の理解を進めたければこの本は読んでおけと挙がっていた本に藪哲郎著 世界一わかりやすい電気・電子回路 これ1冊で完全マスター! - 講談社があったので、早速購入して読んでいる。
数式ばかりで大変だけれども、先を理解したければこれだけは必ず触れておけという洗礼のようなものだと捉え、繰り返し読んでみることにする。
とりあえず、本題に戻るとして、電流とは一体なんだ?という疑問だけれども、先程紹介した本では下記のように定義されていた。
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電流 (Current)
1秒間に電線の断面を通過数する電荷量を表す。
単位 A (アンペア)
記号 I (Intensity of electricity)
1Aの定義 : 1秒間に1Cの電荷が導線の断面通過すとき、1Aである。
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※藪哲郎著 世界一わかりやすい電気・電子回路 これ1冊で完全マスター! - 講談社 11ページより引用
電荷量や1Cといった説明されていない用語があるので、電流が何か?の理解は難しい。
次に電荷量 (Charge)について触れてみるが、電荷量の説明は長いので、要約すると、電流の正体は電子 e− の移動だけれども、ある原子から電子が離れて+に荷電した電荷の量の事を指す。
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電荷量 (Charge)
単位 C (クーロン)
記号 Q
1Cの定義 : 電子一個が持つ電荷量は -1.6 * 10-19Cである。
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※藪哲郎著 世界一わかりやすい電気・電子回路 これ1冊で完全マスター! - 講談社 10ページより引用
電流は電線にどれだけの量の電子が移動しているか?とイメージすれば良い?
であれば、この電子の移動量を決める要因は何か?という事を次に触れなければならない。
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