BT剤という名の生物農薬で枯草菌の仲間のバチルス・チューリンゲンシスという細菌が生成する結晶性タンパクは、

鱗翅目等の昆虫に摂取されると、摂取した昆虫を死に追いやるという内容を記載した。


このBTなんだけど、色々と調べていたら九州大学で興味深いテーマの論文が発表されていた。

Cytocidal Actions of Parasporin-2, an Anti-tumor Crystal Toxin from Bacillus thuringiensis


ざっくりと書くと、

非殺虫性のバチルス・チューリンゲンシスがいて、

その細菌が合成する結晶性タンパクを抽出してみたら、

人のがん細胞(培養して増やしたもの)を狙って(選択的)破壊したことを観測したとのこと。


この論文にはがん細胞がどんな風に壊れて小さくなっていくかが、

顕微鏡で撮影した写真でわかる様になっていた。


ちなみに抽出されたタンパクはパラスポリンと呼ばれている。

パラスポリン - Wikipedia


今回の件は概要だけにしておいて、

以前話題でだした遺伝子組み換え作物の摂取で癌が減らせるとしたら?だけど、

植物と相性が良い土壌微生物で、

しかもすでに同じ仲間で遺伝子組み換えの作物が出回っている。


パラスポリンの安全性がかなりの精度で算出された時、

遺伝子組み換え作物の存在意義を再検討する日がくるかもね。


しかし、

土壌の微生物がなんで哺乳類に効くタンパクなんて合成するんだろうな?


植物が虫に食われなくなるタンパクなら、

共生先が不利になるからという理由があってわかるけど…