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バークの下の落ち葉たち


先月訪れた佐賀のハウスみかんのハウス内で、様々の堆肥を試しているが、食品残渣からダニが大量に発生した。

これらのダニは問題ないのでしょうか?という話題が挙がった。


この話題の後にダニって何なのだろう?と検索してみたが、総論的なものが見つからなかったので、


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朝倉書店から出版されているダニのはなし -人間との関わり-という本を購入して読んでみた。


ダニというのは何なのか?から整理すると、ダニはクモと近縁でクモとの大きな違いは頭、胸と腹の区別がないということとクモは肉食(動物食)のみだけれども、ダニは肉食だけでなく、植物食、糸状菌食、細菌食、動物からの吸血や腐食と多岐に渡る

※ダニの写真は見たくない方もいるだろうから掲載しない


多岐に亘るが故に生育環境も多岐に亘る。


ダニというのは印象が悪いけれども、日本で80%近くが人の生活とは無縁で有害でないダニの研究は遅れるという事情から、おそらく有害どころか有益なダニが今後発見させる可能性は十分にあり得る。


気になったところとして、ダニの食性に菌食があるところで、ダニが土壌の菌のバランスを整えているのであれば、栽培者にとって有益なダニが沢山いるのかもしれないという淡い期待すら湧いてくる。


引き続き、ダニについて知ることを続けることにしよう。