Chinesische_Zedrat_Zitrone

Foto: Johann Werfring, CC 表示-継承 3.0, リンクによる


人々はレモンやシトロンを珍重したまでの記事で人の歴史とカンキツの広がりについて触れてきたが、カンキツの広がりは美味しさではなくて、香りや健康効果の方が重要であった。

であれば、把握しておきたいこととして、カンキツの果実に含まれる成分の内、どれが香りや健康効果を担うのか?であるため、それらの成分を調べてみることにした。




はじめに香り成分をたどることだけれども、カンキツ類の内、香りを重要視している種があるので、分類の名称を調べてみると、どうやら香酸カンキツと呼ぶらしい。

※香酸はこうさんと読む

三宅義明 国内地域特産の香酸カンキツ果実に含まれるフラボノイドの特徴 - 日本食生活学会誌 第26巻 第 2 号 71-78(2015)


日本でよく聞く香酸カンキツを挙げると、


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香母酢(カボス)、


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酢橘(スダチ)、


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柚子(ユズ)や、


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シークヮーサー等がある。


他の香酸カンキツで注目すべきは、


nihime

Bioika0201 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる


三重県熊野市で見つかった新種の柑橘類の新姫(ニイヒメ)がある。

なぜ、新姫を注目すべきかというと、親がタチバナと日本在来のマンダリンではないかと推定されているからで、日本のカンキツ伝説の延長上にいる香酸カンキツだと捉えることが出来るから。

三重県熊野市の新種柑橘から美白成分を開発、製品化へ|株式会社ナリス化粧品のプレスリリース

自然発生したとされる三種のカンキツたち

黒潮の彼方にあると考えられた死と再生の異郷「常世」


これらの果実の関しての成分分析を見ていくと、興味深い知見に出会えるかもしれない。