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以前、福利厚生のようなものとして、高性能な炊飯器を導入したところがある。

興味深い事に、ほぼ全員がご飯をおかわりするようになって、月の米の消費量が1.5倍程になった。


炊飯器を導入した人が、稲作に補助金を出すよりも、炊飯器で一定の機能以上の開発を行っている組織に補助金を出した方が、食料自給率の向上に繋がるのでは?という意見が出る程、米の消費量が増えた。




巷では米の消費量が減っているというが、若者が入る店でご飯のおかわり自由をウリにしているところをよく見かけ繁盛しているので、食生活が変わったからという理由がイマイチしっくりこない。

米の消費量が減ったのは単純に食べるまでの過程が面倒だからで、この面倒が少しでも軽減されるようにすることはもちろんだけれども、圧倒的な美味しさであったり、低価格でたくさん食べれるという面倒を遥かに凌駕する要因があれば、米の消費量は増えるはず。


米はもともと一食当たりの費用は安い為、食味の向上と準備の簡略化があれば良くて、それを解決するのが炊飯器なので、炊飯器の使用を促進すれば良いという結論に至る。

※米の消費で面倒な事として、購入時の運搬が重労働という事もある。


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米は地力で穫し、麦は肥料で穫るという言葉がある以上、米の消費が減ったから、米の代わりに麦を育てれば良いという意見は昨今の社会情勢上、挙がってほしくないものだ。

稲作に秘められた大きな可能性


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