線路沿いに夏草が繁茂し始めた。
この場所にはスズメノエンドウやカラスノエンドウがいたわけで、
彼らが今どうしているのか?というと、
フェンスに沿って伸長していた。
こういう時に巻きひげがあるって便利だね。
これでタネをつけるまで行き着くことができるだろう。
このエンドウたちだけれども、
巻きひげを巻きつかせることで、夏草の葉を曲げている。
ここまでしなくても良いだろうというぐらい巻き付いているものもあった。
よく見ると複数の葉の先端の巻きひげが集結している。
とてつもないバトルを繰り広げているように見えるけれども、
俯瞰すると夏草しか見えないところを見ると、
このバトルは夏草という脅威に対して、エンドウが必死に抵抗しているけれども…
的な展開にしか見えなかったりする。
エンドウにとってフェンスがあったから上に伸長したけれども、
フェンスがなければ横に広がれたわけで、
巻きひげを使ってフェンスを伝って上に伸長したことは果して良かったのだろうか?
実際のところは夏草とエンドウは戦っているのだろうか?
そこらへんは草たちしか知らないこと。