石垣表面に様々な模様がある。
岩表面にコケや地衣類が住み着くと上の写真のような模様になる。
せっかくかなり寄れるレンズのデジカメがあるので、
石垣でよくみかけるオレンジの個所を寄って見てみる。
岩上生(気生)の地衣類を探してみたら、ダイダイゴケ科と地衣類が検索に引っかかった。
地衣類といえば、緑藻もしくは藍藻(シアノバクテリア)と菌が共生したものであるため、今回のものが地衣類のダイダイゴケであるならば、前の記事を参考にすると橙色はアントラキノンという色素に因るものだろう。
色素については今は触れないとして、この菌を更に寄ってみると、
キラリと光るものが写っている。
この菌が生息している個所は花崗岩の表面だ。
この光るものは、花崗岩が風化して崩れ出てきた石英なのだろうか?
接写するだけで見えるものが格段に増える。
いろんなものを接写して見続けてみよう。