人の神経と昆虫の神経の記事で各々の神経伝達物質を見た。

神経といえば動物の動きに関する器官であり、

殺虫剤の作用機構も神経を狙うものが多い。


キノコの毒も神経に作用するものが多かったような気がする。


毒という言葉でふと思ったことがある。


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ハチの尾の針にある蜂毒の作用って何なのだろう?

というわけで検索してみた。




平田 博国 アレルギー免疫治療の最新の進歩 蜂毒アレルギーの臨床 - Dokkyo Journal of Medical Sciences 41(3):295〜306,2014に蜂毒が整理されていた表が記載されていたので引用すると、


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※平田 博国 アレルギー免疫治療の最新の進歩 蜂毒アレルギーの臨床 - Dokkyo Journal of Medical Sciences 41(3):295〜306,2014 297ページよ引用


なにか見たことがあるような物質名をいくつか見かける。

アセチルコリンといえば有機リン系の農薬で見かけた。

有機リン系の農薬の場合も使用済みのアセチルコリンを分解させず、神経伝達を過剰にさせるということを行ったが、蜂毒では強い痛みとなっている。

有機リン系殺虫剤の作用機構


もしかしたら蜂毒の成分を丁寧に見ていけば、食害昆虫の防除のヒントを得ることができるかもしれない。


というわけで、

次の記事から一つずつ丁寧に見ていくことにしようか。