前回の蜂毒とはなんだろう?の記事で、蜂毒を眺めていたら、いくつか見たことがある物質名があった。
そのうちの一つの食中毒やアレルギーでも時々見聞きするヒスタミンがあったので、今回はヒスタミンについて触れてみる。
神経組織においてヒスタミンは神経伝達物質としては働いているらしい。
作用については【環境医学研究所】なぜ、かゆい?|かゆみと真剣勝負、かゆみの克服を目指して 順天堂大学大学院医学研究科のページに詳しい記載があり参考にすると、ヒスタミンは何らかの外的な刺激により神経に作用して、脳に痒いと感じさせる物質とのこと。

パブリック・ドメイン, リンク
ヒスタミンは、

NEUROtiker - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる
必須アミノ酸の一種であるヒスチジンが脱炭酸(-COOHが外れる)することで生成され、人体内や食材に付着した細菌等によって合成される。
普段は細胞内の顆粒に貯蔵されており、外的な刺激によって貯蔵されていたヒスタミンが分泌される。
脳が痒みを感じつつ、血管拡張等や免疫に関与する。
※免疫が過剰になると俗にいうアレルギー反応に当たるはず。
花粉症というアレルギー反応があるけれども、花粉表面にあるトゲが鼻の粘膜に触れる。この接触が外的な刺激として細胞内に貯蔵されていたヒスタミンが分泌され、本来免疫を発現させないタイミングであっても、免疫系が働き始めるという流れになるのかな。
蜂毒内のヒスタミンを理解するためには、免疫が過剰に働き始めた時の体に与える負担等を理解する必要があるが、蜂毒は数種類の物質の混合であるため、他の物質も見ていかなければ理解は進まない。




