昨年末にプログラミング教育で注目すべきはARM + Debian + Pythonであるはずだという記事を投稿した。
この記事に記載されている内容はRaspberry Piというシングルボードコンピュータによって電子工作が出来るわけだけれども、少しずつではあるが様々なモジュールに触れて、今ならば今まで気になっていたけれども、深い理解はしてこなかったものに触れられる機会かもしれない。
というわけで、栽培で用いる測定器について見ることにした。
今回は前段階として、
学校の理科の実験で触れたリトマス紙について見ることにする。
いきなりアナログではないか?という事になるけれども、何事もアナログから触れる事が大事。
リトマス紙は水溶液のpH(水素イオン指数)を測定して、水溶液が酸性であるかアルカリ性であるか?を測定する。
リトマス紙という言葉は何気なく使っているけれども、リトマスが何か?という話題は挙がらない。
リトマスという言葉で検索をしてみると、Wikipediaのページで地衣類のリトマスという生物がいるそうで、リトマスの色素を利用している。
色素の話題に触れる前に地衣類の方だけれども、
空気が綺麗なところに生えているサクラの木の幹などで見かける薄っすら緑のコケっぽいもので、藻類と菌類が共生した生物を指す。
上の写真はウメノキゴケという地衣類で成長が遅く、排気ガスに弱いという特性があるので、大気汚染の環境指標として用いられたりする。
リトマス紙はウメノキゴケの色素からも作られるそうだ。
リトマスやウメノキゴケの色素がどのようにpHの測定に関与しているのか?
それは次の記事で触れることにしよう。