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キノコが生えていることを見かけた。


俯瞰してみると、


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同じ種類らしきキノコが綺麗な楕円を描くように生えていた。

これってフェアリーリングなのかな?

日差しの強い芝生でキノコが生えた


このキノコは何だろうな?と帰宅後に調べてみたら、「フェアリー化合物―「フェアリーリング(妖精の輪)」の妖精の正体は?―」 - 日本学術振興会のページにたどり着いた。

フェアリーリングのところにいたキノコから芝の生育を促進するものと抑制する化合物が発見されたそうだ。

発見された化合物はフェアリー化合物と命名している。

※促進する方が、2-アザヒポキサンチン(AXH)

※抑制する方が、イミダゾール-4-カルボキシアミド(ICA)


この化合物は芝に限らず様々な植物で同様の作用が見られたので、米、小麦とトウモロコシにも存在しているのではないか?と調べてみたところ、可食部からフェアリー化合物が発見されたそうだ。

これらのフェアリー化合物は米、小麦や野菜の収量を大幅に増加させ、低温、高温、塩、乾燥などの栽培の悪条件下で更に効果を発揮する。


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冒頭の写真でも、キノコが生えているところの横の草が背丈が高かったり、葉が大きかったりしているので、成長を促進しているのかなと。

この場所は定期的に草刈りをしているので、再生が早いといったところか。


ストレス環境下で効果が高くなるということは、タンパク質を安定化させる分子シャペロンを増やすといったところなのかな?

トマトが緑の香りを吸った時に体内では何が起こってる?


キノコの周辺にいる草の背丈が高くなり、葉の蒸散が安定すれば湿気が増し、キノコにとって住みよい環境になるからね。


補足

更に検索をした結果、河岸洋和著 フェアリー化合物は植物ホルモンか? - 植物の生長調整 Vol.52. No.2, 2017で温州ミカンの果実内の組織でフェアリー化合物によりカロテノイドが蓄積されたと記載されていた。

葉でもカロテノイドが多くなっているとすると、猛暑日に対して強くなりそうだ。

遥か昔に植物が上陸にあたって獲得した過剰な受光対策