沖縄に行ったので、本島の南側に分布する土質の島尻ファージに行くことにした。
島尻マージは石灰岩を母岩とした土という説がある。
島尻マージは上の写真のように赤土で今までの話に合致していた。
現地で島尻マージを見て、すべてが文献のようではなく、島尻マージだけでも書くことがたくさんあったが、今回は一旦置いといて、他の話を進める。
島尻マージのことをイメージしやすくするために、
同行者に事前に伝えておいた琉球石灰岩がよく見える場所の慶座絶壁(ギーザバンダ)に連れて行ってもらった。
この通り、至るところに琉球石灰岩がある。
ここで見るべきことは琉球石灰岩の風化、すなわち土になりかけの箇所を探すこと。
岩の隙間に根付いている草を見かけた。
この草の周辺を見てみると、
琉球石灰岩が風化して、赤土になっていた。
これが所謂、石灰性暗赤色土になるのだろう。
今まで石灰岩は風化すると暗赤色土になるということは文献レベルでは知っていたが、琉球石灰岩を間近で見れたことでその理解が進んだ。
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