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沖縄のサトウキビ畑では畑から海へ赤土の流出が深刻であるらしい。

俗に言う赤土汚染というものだ。

亜熱帯という有機物が蓄積しにくく、降雨量も多い沖縄で、大雨により露出した土が海へと流れていく。


サトウキビ畑の方では土の流出により貴重な資源が流出し、海の方は大量の土砂により生態系に影響を与える。

1.赤土汚染がおきるしくみ/沖縄県


赤土流出を軽減させるには土の物理性・化学性を向上する必要があり、向上させるには土粒子に有機物が強く結合している必要がある。

しかし、亜熱帯気候という条件により土表面に落ちた有機物は速やかに分解(消費)され、更に有機物と強く結合する粘土鉱物が少ないので、有機物が蓄積しにくい環境となっている。


亜熱帯の気候故、有機物の調達は実は簡単だったりするけれども、有機物を長く留めておく粘土鉱物の量が少ない。

含有アルミナ鉱物(アルミニウムを含む鉱物)が潤沢にあれば、有機物の分解速度を抑えることができるだろうけれども、これまた亜熱帯の特徴で土壌鉱物の風化が早い。


なんてことを思った時に、


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ブルカノ式火山の火山灰の土としてのポテンシャル


桜島の火山灰を肥料(土壌改良材)のように使えたら良いなと頭に浮かんだ。

鹿児島は沖縄の隣の県といえど、九州と沖縄本土はとても遠いので現実的ではないな。