イネと鉄の弥生時代の記事等で集落の発展には鉄器の存在があるという内容を記載してきた。

鉄器の話題を見ていると、鉄器に合わせて炭素量という記載が添えられていることが多かったが、鉄の炭素量とは何?という知識レベルであったので漠然と検索をしてみることにした。


鉄鋼材料を基礎から理解、性質を決めるのは炭素含有量(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)の説明がわかりやすかったので内容をピックアップすると、鉄鋼材料は炭素が多い程強く硬くなるらしく、炭素量によって、純鉄(炭素量 0 〜 0.02%)、鋼(炭素量 0.02 〜 2.1%)や鋳鉄(ちゅうてつ、いてつ 炭素量 2.1 〜 6.7%)に分類されているそうだ。


鉄の炭素量が多ければ多い程強くて硬くなるので、炭素量は常に多いほうが良いのか?と思ってしまうが、用途によっては鉄にしなやかさを求めるので、使用用途に合わせて炭素量を意識する必要があるそうだ。




鉄の炭素量はいつ増えるのか?


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鉄鉱石(磁鉄鉱や酸化鉄)を加工しやすいように熱を加え不安定な形にする工程がある。

詳細は酸素が結びついて安定化している鉄に熱を加え溶かし還元、つまりは酸素を除くという過程を経て銑鉄(せんてつ)を造る。


古墳時代であれば銑鉄の製造過程で木炭を用いるので、銑鉄に木炭が混ざり炭素量が増加する。

鉄器生産の歴史 −弥生時代から古代− 愛知県埋蔵文化財センター


後は銑鉄から不純物を除き、炭素量を減らす工程が続いていく。




今回はここまでにしておくが、磁鉄鉱という用語からふと


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黒い砂で覆われている海岸があることを思い出した。

この黒い砂は磁鉄鉱等が粉砕して出来た砂鉄が打ち寄せられた事に因るものらしく、鉄を簡単に大量に入手出来る場所であるはず。


古墳時代以前ではこういう黒い海岸の近くにも集落を形成したのかな?という疑問が生じた。