FLIR ONEというAndroid端末とつなげて動作するサーモグラフィカメラを購入した。
AndroidのスマートフォンにUSB Type-C経由でつなげて、専用のアプリを起動すれば
上の写真のように撮影できる。
ちなみに上の写真は玄関前のアスファルトで、13時頃に撮影したもの。
撮影した時に現在地の気温を検索してみたところ、34℃(体感温度36℃)になっていた。
夏の日中のアスファルトが如何に熱いかがわかった。
何故、サーモグラフィカメラを購入したか?になるが、最近の猛暑日の暑さが尋常じゃなくて、今後作物栽培を行っていけるか心配になるレベルになっている。
そんな中で、物理性の向上 + 中干し無しの稲作が猛暑日に対してどれ程耐えてくれるのか?を把握しておきたくて購入した。
というわけで早速、13時頃に中干し無しの田に行ってみた。
環境条件は晴れで気温が34℃(体感温度36℃)であった。
この場所にカメラを向けてみた。
スマホの画面には30℃前後の数値が表示された。
他に
道路とイネの間も気になったのでカメラを向けてみたら、
36℃前後の数値が表示された。
水田表面の水温は体感温度に近い数値になるのね。
続いて、近隣の強い中干しを行っている田にカメラを向けてみた。
大体、33℃前後の数字が表示された。
ひび割れしているところにカメラを向けてみたら、
40℃前後の数値が表示された。
中干しをしてもしなくても劇的な差というものはないのが意外だった。
それぐらい田の水温というものが高いことに驚いた。
ここで思った事なのだけれども、中干し無しの田で空気よりも熱伝導率が高い水が行き渡っているので、36℃前後の水が田の中心の方にも行き渡っている。
一方、水を抜いた田では端の方の根元では気温が高いけれども、田の中心の方ではうまく遮光されていて、こちらが想定しているよりも気温が低いという事があるかもしれない。
上記の場合、各々の株にはどのような影響があるのだろう?と気になった。
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