タチバナの子孫のヒュウガナツの記事に引き続き、カンキツの品種について触れる。
黒潮の彼方にあると考えられた死と再生の異郷「常世」の記事の内容と合わさると、カンキツの歴史を調べていくと、そこにはジャンルを越えた壮大な内容があって興味深いことが次へと出てくる。
カンキツ以外の果実でも同様のドラマがあるのでは?と思うと、知らない事が多いと痛感できて、世界の広さを感じるものだ。
とりあえず、今回は
タチバナの子孫であると考えられている黄金柑(オウゴンカン)について触れてみる。
はじめに恒例の歴史について調べてみると、JAみかっぴが運営するサイトで
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明治時代に鹿児島県日置郡では「黄金柑」ではなく「黄蜜柑(きみかん)」と呼ばれ食べられていたようです。(途中省略)黄金柑の来歴は詳しくは分かっていません
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※黄金柑(おうごんかん) | みかんずかん | みかんの品種・レシピ・豆知識などを紹介 | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せならJAみっかび公式オンラインショップより引用
と記載されていた。
来歴については不明とあるが、他のサイトでも鹿児島という表記を見かけるので、鹿児島で自然交配されて誕生したと見て良いだろう。
一節によると、ウンシュウミカン等とユズが自然交配したという考えがあるらしいが、田道間守が目指した常世の国はヤンバルの事か?の記事で読んだ研究報告によると、タチバナの子孫という事になっているので、ウンシュウミカン等 × ユズ説はおそらく異なり、タチバナの子孫で果皮が黄色系の株との自然交配だろうという予想が付く。
とりあえず、オウゴンカンの来歴がわからないということなので、鹿児島のカンキツの歴史を調べてみることにしたら、鹿児島県/温州ミカン発祥の地というページにたどり着いた。
ページ名から内容は予想出来るだろうから、これ以上は触れないでおく。