ナイアシンは食品残渣系の有機質肥料に豊富に含まれているの記事までで、植物とナイアシンについて見てきた。

シロイヌナズナがナイアシンことニコチン酸を吸収すると、エネルギーの運搬に関与するNADH等の電子伝達体の合成の反応数を節約できる。

この作用により、植物は乾燥耐性を得られるという内容であった。


次に気になるのが、ニコチン酸を吸収すると生合成に関してどれ程のステップ数を節約できるのか?を見ていきたい。




Niacinstr3

Smokefoot - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる


ニコチン酸に関して、植物の乾燥耐性とバイオマス生産性を高める化合物を発見-農作物を乾燥に強くする肥料や技術の開発に貢献-(大学院理工学研究科 川合真紀教授 共同研究) - 埼玉大学を改めて読んでみると、アスパラギン酸からイミノアスパラギン酸を合成し、イミノアスパラギン酸を環化してキノリン酸を経て、ニコチン酸モノヌクレオチドになると記載されている。

アスパラギン酸 - Wikipedia

キノリン酸 - Wikipedia

ニコチンアミドモノヌクレオチド - Wikipedia


ニコチン酸はニコチン酸モノヌクレオチドからNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)になり、そこから外れる事で生成されるとのことだが、今回知りたい事はナイアシンを吸収することでNADHの合成をどれ程省略できるか?なので関係ない。

※動物ではアミノ酸のトリプトファンからキノリン酸が合成される。

ナイアシン#生合成 - Wikipedia


今回の内容では、ナイアシンを吸収するとNADHの合成にどれ程省略できるか?をイメージすることは難しいが、とりあえず今回のようなことを考えたということを頭の片隅に入れておこう。




余談だけれども、ナイアシンを多く含む食品を検索していたら、ナイアシンが多い食べ物・食品ランキング TOP100|くすりの健康日本堂にたどり着き、


komenuka


米ぬかが8位で、


b0ab1b0e531002f32cb97a76e978dc69_s


パン酵母が9位と10位にあって、酵母が米ぬかを発酵するともしかしてナイアシンが大量に合成されるのでは?と思った。