春の七草のはこべらの効能の記事に引き続き、春の七草について。
春の七草を用いた七草粥が正月の食生活から日常に戻る上での健康効果を期待したものであるならば、気になってくるものが、
※春の七草粥として食す時はナズナはまだ開花していない
なずな(薺:ナズナ)を食した時の健康効果ではないだろうか?
ナズナはアブラナ科の草で、同じ科にはコマツナやケール等の健康効果を謳った作物が多い為、ナズナも健康効果が高いことはなんとなく想像できるが、今後の教養として一応検索をしておくと、いつもお世話になっている熊本大学薬学部のサイトで、
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ぺんぺん草と言われるナズナは中国の古書「本草綱目」に”五臓を利し,目を明らかにし,胃を益す”とあり,薬用として用いられていることが記されています
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と記載されていた。
目を明らかにすると記載されているので、おそらくだけれどもビタミンAことカロテノイドが豊富に含まれていると予想できる。
あとは、春といえば紫外線量が増える季節と言われているので、植物の紫外線対策としてのフラボノイドの蓄積だろうか。
フラボノイドの中にも目に関与する成分の報告がある。
ナズナも前回の記事で触れたハコベ同様、土が肥えた時に目立ってくる指標植物のような草であるため、もしかしたら葉面積あたりのミネラルの量が多いかもしれない。