銅から活性酸素が生じるという話は時々見聞きするが、いざこの話に遭遇すると、どのようにして活性酸素が発生するのか?を説明することが出来なかった。
なので、自分用のメモとして銅と活性酸素の関係を整理していくことにする。
はじめに銅と活性酸素で検索をしてみると、
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銅は水分と反応し、強い酸化力をもつ活性酸素分子種が生成します
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という内容を見かけた。
今、知りたいのは銅と水が反応する時の化学式だ。
GoogleのSearch Labsで過酸化水素という用語を見かけたので、銅と過酸化水素で検索をしてみたところ、
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過酸化水素は銅との酸化還元反応により分解し、ヒドロキシルラジカルを発生します
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※銅錯体の局所濃縮状態により、過酸化水素の分解とヒドロキシルラジカルの生成の効率化に成功~高分子鎖の性質を利用した新たな抗菌剤設計への応用に期待~|東京理科大学
という内容を見かけた。
化学式は
Cu(Ⅰ) + H2O2 → Cu(Ⅱ) + ・OH + OH-
になる。
Cu(Ⅰ)は1価の銅で、CU(Ⅱ)は2価の銅であり、銅が過酸化水素(H2O2)に電子(e-)を与えたことで、ヒドロキシラジカル(・OH)が生成される。
過酸化水素とヒドロキシラジカルはどちらも活性酸素であるが、ヒドロキシラジカルは活性酸素の中で最も酸化力が高い。
ここで明確にしておきたいのが酸化のし易さだ。
酸化のし易さとはどのように判断すれば良いのだろうか?
酸化についても改めて見ていくことにしよう。
-続く-
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