黒雲母帯とはどんな所?で黒雲母帯について触れた。
黒雲母帯では、
Didier Descouens - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
菫青石(きんせいせき)という石が見られるそうで、この鉱物が風化すると、白雲母や緑泥石に変化するという内容を記載した。
順が逆になるが、緑泥石は何度も触れたので、今更触れることはしないことにする。
今回は
Rob Lavinsky, iRocks.com – CC-BY-SA-3.0, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
白雲母に触れることにする。
白雲母の化学組成をWikipediaに記載されている内容から引っ張ってくると、KAl2□AlSi3O10(OH)2と記載されていた。
ネイチャーガイド・シリーズ 手のひらに広がる岩石・鉱物の世界 岩石と鉱物の195ページにはKAl2(Si3Al)010(OH,F)2と記載されていた為、Wikipediaの方のAlの間にある□は結合の仕方が異なることを表したいのだろう。
白雲母は黒雲母同様、フィロケイ酸塩鉱物に分類される。
白雲母の大きな特徴は鉄の含有量が少ない為、絶縁体や断熱材のような特徴があるそうだ。
栽培における白雲母はおそらくカリウムの供給源と変成したら2:1型粘土鉱物になるといったところで、これは黒雲母と似たような特徴になるはず。
いずれどこかで深く触れる機会もあるだろうから、今はこのあたりで終了する。