水酸化鉄についての話題が挙がったので、水酸化鉄について調べることにする。
どうして水酸化鉄の話題になったか?は後ほどどこかで記載するかもしれない。
水酸化鉄には水酸化鉄(Ⅱ)と水酸化鉄(Ⅲ)があるとされている。
水酸化鉄(Ⅱ)はFe(OH)2で表す水酸化物となる。
Fe(OH)2を丁寧に見ていくと、水には溶けないとされるが仮にイオン化したとして考えると、
Fe2+ + 2OH-
で二価の鉄イオン(還元型)となる。
水酸化鉄(Ⅲ)は酸化型(三価)の鉄イオンであり、それを加味するとFe(OH)3になると思いたくなるが、実際はFeO(OH)の酸化水酸化鉄であるそうだ。
水酸化鉄(Ⅱ)は酸素がある状態で容易に酸化され、
4Fe(OH)2 + O2 →4FeO(OH) + 2H2O
となるそうだ。
酸化水酸化鉄をイオン化したとして考えると
FeO(OH) →Fe3+ + O2- + OH-
で三価の鉄イオン(酸化型)となっている。
酸化水酸化鉄も水には溶けないとされる。
今回見てきた水酸化鉄だけれども、工業にとって重要であるらしく、その内容に触れていきたいところだけれども、話が長くなるので次回にする。
-続く-
関連記事