モクレンの冬芽と落葉の記事で、モクレンの冬芽について触れた。
前回の記事作成時にモクレンについて調べていた時に目に付いたことがあるので、今回はそれについて触れておく。
その内容というのが、
モクレン(花弁の色が紫なのでシモクレン)の花蕾の薬効成分についてだ。
シモクレン | 熊本大学薬学部薬用植物園 薬草データベースに拠ると、モクレンの花蕾は辛夷(シンイ)と呼ばれる生薬として扱われるそうで、有効成分は
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オイゲノールと呼ばれるフェニルプロパノイドであるそうだ。
オイゲノールといえば、
街路樹として植わっていたカシワを見かけたの記事で触れたカシワの葉にも含まれる成分だ。
モクレンの生薬は冬芽ではなく、少し待って花蕾なのだろうか?
オイゲノールは花弁が形成される段階で量が増えるのか?
それとも、冬芽に含まれる葉の要素に他の苦味成分がたくさん含まれているとか?
生薬を辿っていくと、貴重な知見とたくさん出会えるかもしれないな。