国頭マージという土とウマゴヤシまでの記事で沖縄の事についてを触れてきたので、そろそろ沖縄に行った目的を書いていく事にする。


今回、沖縄に訪れた理由は、


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沖縄のヤンバルでカカオの木の栽培に挑戦している方がいて、栽培している畑の土を見に行く事だった。

OKINAWA CACAO | Bean to Bar OKINAWA CHOCOLATE


カカオの栽培は下記ページによると、平均気温が27℃以上の地域で、一年を通して寒暖の差が小さいところでならないそうで、沖縄のヤンバルでも寒い部類に入るそうだ。

カカオは日本で育つのか? 栽培編 | よむココア | 森永製菓株式会社


気温の条件を満たすの難しいのであれば、地温を上げるのはどうだろう?ということで、今まで得られた知見が適用できるか?を確認しに行った。




事前に頂いていた情報によると、栽培しているところは国頭マージという話であったが、

国頭マージの土壌改良を考える


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土色、地図や集落の簡易的な歴史を確認すると、どうやら沖縄土壌に分類される土地らしく、国頭マージのような難易度の高い土ではなかった。

国頭マージという土とウマゴヤシ


触ってみると、土は固く、以外な事に冷たく感じられた。

沖縄の気候であれど、土に弾力がなくガス交換が出来ないと温かくないらしい。


養分よりも、枝葉のような粗い有機物を投入して、しっかりとガス交換するだけでも、カカオのストレスは減るかもしれない。


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沖縄では土に馴染みやすい柔らかい枝が多いので、案外はやく解決するかもしれない。


あとは亜熱帯特有の有機物の分解速度だけれども、これ程土が冷たいのであれば、さほど心配する必要はないのかもしれない。

土に有機物が定着すれば、好循環に入れるわけだし。