パイプハウスの見積書を作成しつつ、扱っている部品の仕入れ値の合計等の情報を常に把握したいという要望がありました。
話をはじめる前にパイプハウスについて触れておくと、
ハウス栽培でおなじみのこれです。
見ての通り、細かい部品があり、全ての部品を把握した後、全ての部品代 + 諸々の経費で見積書を作成します。
パイプハウスについての詳しい内容は下記のパンフレットをご覧ください。
※上の2つの画像は上記のリンク先のPDFから抜粋しています
見積書を作成するに当たって、今までのエクセルの管理だと大量にある部品の全ての仕入れ値を都度調べながらの書類作成になるので、確認作業の量が膨大になる上、調べきれない時に周りの人に確認となると、周りの人の仕事にも合わせての書類作成となる。
このあたりをなんとかしたいということで、SOY Shopにある在庫管理機能と管理画面からの注文登録を組み合わせて、今回のようなたくさんの部品を含む見積書の管理アプリを開発しました。
SOY Shopの管理画面からの注文の商品登録の操作の見直しで登録作業の削減
元からあった標準機能に追加で実装した仕様として、
SOY Shopの管理画面からの注文の商品登録の操作の見直しで登録作業の削減
管理画面からの注文登録の際に、商品名等で検索してカートに入れる機能を追加して、検索に引っかからなかった場合は即座に商品データベースに商品を登録出来る。
この時に仕入れ値(実際の運営では単価を仕入れ値としています)を登録出来るので、次回以降の見積書作成の際は、前回の登録の情報をそのまま使用できるようになる。
地味のように見えてこの機能の追加により、エクセルの時の見積書作成で各部品の仕入れ値を再び調べるという作業が大幅に削減されます。
これは単純に調べる時間が減るだけではなく、他の人への確認の手間も省けるので、人の仕事状況に左右されることがなくなります。
在庫管理プラグインと連動しているので、注文毎に各部品の使用個数を把握できますので、各部品で年間でどれだけ使用したか?といった情報もすぐに確認できるようになります。
この見積書作成アプリを開発する上で問題になったのが、見積書以外でも言えるのですが、
システムから出力される各種書類の商品一覧の並び順です。
この問題を解決するために、管理画面からの注文登録時と注文詳細で商品情報の並び替え機能を設けました。
SOY Shopの注文詳細の内訳で商品の並び替えの変更を追加しました
あとは見積書作成時の注文登録では、ちょっとした時間で商品情報を全て登録できるわけではなく、日をまたいでの作成も十分に有り得るので、
管理画面からの注文に自動バックアップの機能も設けました。
SOY Shopの管理画面からの注文時に商品の内訳の変更を自動でバックアップを追加しました
今回紹介した諸々の機能は通常のネットショップの運営でも強力な機能となります。
既にネットショップを運営している方も今回紹介した機能で経費削減が出来るか?検討してみては如何でしょうか?
今回対応分を含んだパッケージは下記のサイトからダウンロード出来ます。
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