ブロッコリが食卓にあがる頻度が非常に多い我が家。
目にする頻度が多いと気になってくるのが栄養だろう。
ブロッコリは花が咲く直前の花菜になり、生存で最も大事な繁殖である開花のために養分を貯えているはずだから、食材としても栄養豊富となるだろう。
栄養はビタミンCやビタミンEを多く含むという記述をよく見かけるが、これは今まで調べてきたものから多く含まれていることは納得できる。
他に見かけるのがビタミンKやビタミンB6だろう。
これらのビタミンが植物体内でどのように働いているのか?
人体でどう作用しているか?よりも前に植物体内での働きは何か?の方が気になるので、ビタミンKから調べてみることにする。
いつもどおり、厚生労働省のサイトからビタミンKについてを検索してみると、下記のPDFが見つかった。
ビタミンKはナフトキノンを共通の項目として、側鎖構造が異なるものがいくつかある。
その内のビタミンK1はフィロキノンである。
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(フィロ)キノンと言えば、電子を受け取りやすく、手放しやすいという特徴から、
光合成時に太陽からの光エネルギーを受け取って蜂起した電子を運搬する時に利用される。
フィロキノンは上の図でいうところの右側の光化学系Ⅰで電子の運搬役として担っている。
ブロッコリは蕾であっても緑色をしている為、開花直前まで開花に必要なエネルギーを得続けているのだろう。
密になった葉緑素には光合成に必要な物質が沢山ある。
だから、光合成に関連したビタミンが多い。
そういう解釈をしてもおそらく大きく外れないはず。
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