マイナス増やして、大事なものを蓄えろで
保肥力は粘土の様な鉱物や腐植で増えると記載した。
(粘土鉱物以外の鉱物でも保肥力は増える)
で、
鉱物はどうやって要素を吸着するか?
という話だけど、
粘土の詳細を見たときに、
各層が層間水というものでつながっていて、
その水のところで陽イオンを保持するという話だが、
この話をもっとマニアックに見てみると、
二つの構造の間にExchangable cations、
訳すと交換可能な陽イオンということで、
陽イオン交換容量の箇所ということで間違いないだろう。
ここから、
鉱物間の粒子の間に保肥力が発生していることが分かる。
となると、
腐植は鉱物ではないから、
腐植由来の保肥力は今回のものは別物なわけで、
次回は腐植の保肥力について見ていきたいと思う。