五代松鍾乳洞横にあったスカルン鉱床で五代松鍾乳洞付近の鉱山がスカルン鉱床であったことがわかった。
鉱床のある箇所の地質を調べると花崗岩になっていたので、
鉄鉱跡でこのような花崗岩っぽい石がゴロゴロしているのも納得。
この五代松鉱山で採掘されていたのが鉄らしく、
地元の方に鉱山付近で採れた磁鉄鉱を見せてもらいました。
他にこの鉱山ではレモン水晶(黄水晶)が良く採れるらしい。
他によく採れる石が灰鉄輝石あたり。
※下記のリンク先のページで各鉱物の紹介があってわかりやすいです。
レモン水晶というのは、
無色鉱物の石英の結晶の中に角閃石が交じることによって黄色の水晶になるもの。
おや?
レモン水晶には角閃石を含み、
灰鉄輝石がよく落ちているということは、
(株式会社誠文堂新光社 日本の石ころ標本箱 201ページの図を参考にして作成)
この表を元に
この石は花崗岩ではなく閃緑岩(深成岩)になるよな?
道端に落ちてた石のうち小さいものを持って返ってきたけど、
以前見た花崗岩よりは遥かに黒っぽい(鉄っぽい)箇所が多い。
Wikipediaで閃緑岩の説明を見ても、
閃緑岩は、深成岩のうち、主成分である無色鉱物が斜長石で、輝石、角閃石などの有色鉱物を比較的多く含む(約30%)ものを指す。火山岩の安山岩に対応する。花崗岩より黒っぽいが、斑れい岩ほどは黒くはない。
だそうだ。
この石は石英多めの閃緑岩ということで良さそうだ。
追記
この地域の深成岩を花崗岩と記載する方もいれば、石英閃緑岩と記載する方もいた。